手形割引を利用した融資

◇手形割引を利用して融資を受けることも可能です◇

手形割引について教えてください

商品などの販売代金を手形で受け取った場合、支払期日まで待たないと現金にかえることができません。
しかし、資金繰りの都合上、すぐに現金化しなくてはならないケースも生じてきます。
そのような場合に、受け取った手形を金融機関に持ち込めば、支払期日までの利息分を差し引いた額を現金として受け取ることができます。
このような、手形を期日前に現金化することを『手形割引』といいます。

手形割引を利用するメリットはあるのでしょうか

金融機関に差し出す手形は担保としての価値があります。
そのため、無担保で融資を受けることと比較した場合、低い利率で資金を調達する事ができます。
また、通常の融資と違い、月々の返済をする必要がありませんので、資金計画を立てやすぐなります。

ただし、差し出した手形が不渡りになった場合には、割り引いてもらった金融機関から手形の買い取り請求をされます。そのため、手形を振り出した企業の信用状況には、十分な注意が必要になります。

割引率はどのように決まるのでしょうか

手形を振り出した企業の売上規模や資産状況によって割引料(金利に相当)が決まります。
信用力のある企業の振り出した手形は割引料も安くなりますし、同時に高額な金額でも現金化する事が可能になります。

ただし、金融機関によっては調査料名目で、別途手数料を徴収するケースや、保証料が必要になるケースもあります。
申し込みの際にはそれらも考慮したうえで、実際にいくらの現金を手に出来るのか確認する事が必要です。